仕事の量が減ることは悪いことなのか

日記・戯言

昔、清掃のアルバイトをしていたことがある。
しかも夜の大学病院の掃除だったので、なかなか楽しかった。
普段は見ないようなところも入るし。

その仕事をしている時に、清掃してる場所にわざとゴミを置いて行く人が存在することを知った。

「掃除するのがアンタらの仕事なんだから、オレがゴミを捨てなかったらアンタらの仕事奪っちゃうでしょ」

悪びれるわけでもなく、その人はそう言った。
当時、相当腹が立っていたのを覚えている。

果たして本当にそうなのだろうか。
ゴミが無ければ、清掃員の仕事は無くなるのだろうか。

答えはNoだろう。
なぜなら、ゴミが落ちてなかったとしても多くの人が歩く床を清潔に保つのも仕事だし、雨で汚れた窓ガラスを拭くのも仕事だし、掃除する場所なんて探せばいくらでもあるのだ。
むしろ今日はゴミが少ないから、いつもより丁寧に床を拭くか、いつもはやらないけどテレビの上も拭くか、といった余裕も出てくる。

要するに、仕事のクオリティが上がるのだ。
なぜか一定数の人は、仕事は数をこなしてなんぼだと思ってる節があるが、私はそうは思わない。
やることがいつもより少ないなら、その分丁寧に仕事ができる。
時間に追われながらやっつけで完成させるよりよっぽど良いと思う。

これは今の100円ショップでも同じである。
自分の場所の品出しが少なかったら別の人の場所を手伝う。
手伝われた人だって、今日は仕事が少ないなと思ったら、普段はできない棚の掃除や陳列の見直しに時間を割り当てることができる。
もしかしたら、棚の見直しをした結果、もっと効率よく品出しできるようになるかもしれない。

こういったクオリティのアップが少ずつ業績アップに繋がっているのだが、仕事は数をこなしてなんぼの人には伝わりにくい。
もちろん数をこなすのも悪いことではないし、経験値アップには欠かせないことだ。
でも、重ねた経験値をどういったスキルに割り振るのか考えるのも重要だ。
ひたすら経験値を貯めるだけではなく、その使い道を考えられるような仕事ができれば、全体的なクオリティアップとストレス軽減に役立つと、私はそう思う。