キミが好きだと叫びたい!
私は何をやってもうまくいかない。
そんな風に思い込んでいる。
人並みにはできるが、それよりうまくはなれない。
そうやっていくつものことを諦めてきた。
小学校の頃、習っていた珠算も絵画も、自分より上手い人がいて私はそれを越えるための努力ができなかった。
中学校の頃、卓球部だったけどみんな上手い人だったので徐々にサボりがちに。
高校生の頃、演劇部でどうしても演技が上手くできず、脚本を書いても誰かの真似しかできずつらくなった。
大学生の頃、写真部で上手い写真を撮る人にはかなわず、何かも嫌になり自暴自棄に。
社会人になってからも、新しいことを始めては上手くできない、または自分より上手い人がいる状況に耐えられず多くの挫折を味わった。
どうして私は上手くいかないんだ、どうして上手くできないんだ。
そう思って泣いて、諦めて、何もなくなった。
でもふと気がついた。
どうしてうまくやりたいのか。
褒められたいのだ。
上手くできたね、すごいね。
もっとできるようになるといいね。
私のことも見て
私のことも褒めて
気がついて
心のうちで泣いている私は、きっと今までずっとそう願っていたのだ。
きっと何かが原因で、自分に対する褒めを素直に受け取れなくなってしまって、それ以来ずっとヘソ曲げてた自分。
もっと私を見て!
もっと私を褒めて!!
そうやって口に出すことができずにいたかつての自分、
私はそんな私も大好きだ。
きっと我慢したんだと思う。
自分が褒めてもらえる機会でも我慢してきたんだと思う。
謙遜したんだと思う。
でも心のうちでは、もっと褒めて欲しかったし、もっと私を見て欲しかったよね。
ごめんね、ありがとう。
大好きだよ、自分。